抗がんサプリメントの種類

 がん予防効果を持つ食品や食品成分を多く摂取することは、がんの予防や治療にプラスに働くと考えられています。このような研究の中から、「がんを予防するサプリメント」や「がんに効くサプリメント」が開発されてきました。しかし、このようなサプリメントの抗がん作用の多くは基礎研究レベルであり、人間での抗腫瘍効果が証明されているものはほとんど無いというのが現状です。中には、全く根拠のないものもあります。

 がんの予防や治療に役立つ作用としては、1)免疫細胞の働きを高めてがん細胞を排除する免疫増強作用、2)がん悪化の原因となる活性酸素やフリーラジカルを除去する抗酸化作用、3)がんを養う血管の新生を抑えてがんの成長を止める血管新生阻害作用、4)がん細胞が自ら死滅する作用を促進するアポトーシス誘導作用、5)便通を良くしたり腸内細菌の善玉菌を増やして腸内環境を良くする作用、6)不足する栄養素の補充や体の機能の活性化や調整する作用、などがあります。このような効果があればがんの予防や治療にプラスになるという観点から、数多くの「抗がんサプリメント」が開発され、販売されています。

 日本で販売されている主な抗がんサプリメントを作用の仕方によって分類して整理しています。多様な作用を持っていて複数のカテゴリーに分類されるものもあり、中には業者が主張しているだけで十分な証拠の無い場合もありますので、あくまでも便宜上の分類です。

【表1】作用の仕方による抗がんサプリメントの分類
免疫増強作用:
 免疫細胞の働きを高めてがん細胞を排除する
アガリクス、メシマコブ、アラビノキシラン、AHCCマイタケD-フラクション、キチン・キトサン、有機ゲルマニウム、霊芝、冬虫夏草、亜鉛、ラクトフェリン
抗酸化作用:
 がん悪化の原因となる活性酸素を除去
カロテノイド、ビタミンC、E、コエンザイムQ10、カテキン、フラボノイド、セレニウム、イチョウ葉エキス、フランス海岸松樹皮(ピクノジェノール、フラバンジェノール)
新生血管阻害作用:
   がんを養う血管の新生を抑えて成長を止める
サメ軟骨、サメ脂質(肝油)、スクアラミン、ウコン、大豆イソフラボン
 
アポトーシス誘導作用:
 がん細胞が自ら死滅する作用を促進する
フコイダン、紅豆杉、タヒボ、環状重合乳酸(CPL)、アミグダリン(ビタミンB17)、プロポリス、ω3不飽和脂肪酸(DHA,EPA)
 
腸内環境改善作用:
 便通の改善、腸内細菌を善玉菌優位にする
食物繊維、乳酸菌製剤、酵母製剤、乳酸菌生成エキス
 
栄養補充・体調改善:
 不足する栄養素の補充や体の機能の活性化
マルチ・ビタミン・ミネラル、高麗人参、田七人参、ローヤルゼリー、核酸、青汁、クマザサエキス、クロレラ

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